自閉症ってどんな障害?


【自閉症って、どんな障害?】

「自閉症」とは、生まれ持って脳の中枢神経に問題を抱えている、「発達障害」です。

ただ、「自閉症」という字面や、外見からは、その困難さがわかりにくいため(「見えない病」と言われています)、生活の環境や育て方からくる「情緒障害」や、自分のカラに閉じこもっている(引きこもり)ように誤解されることがまだまだ多く、人に知られている障害とは言えません。

自閉症の定義は、以下の三つ。

@対人関係の発達のかたより
(人との関係がわかりにくい。ルールがすぐにわからないなど)

Aコミュニケーション能力とくに言語能力の発達のかたより
(言葉が上手につかえない。コミュニケーションがうまくできにくいなど)

B反復的な行動や強いこだわりを伴う想像力の発達のかたより
(クセが人より多い。予想するとか想像するとかが苦手など)

「自閉症」と「知的障害(知的な遅れ)」は違うもの。自閉症は「発達のかたより」と考えるとわかりやすいでしょう。

 だいたい4分の3の子どもは、「知的な遅れ」も伴っています。そして、他の障害と、合併することがあります。

 自閉症は、上記の三つが、すべて揃っており、それが、3歳までに現れる場合に診断されます。特徴がすべて揃っている場合でないとき「非定型自閉症」「広汎性発達障害」と呼ぶこともありますが、最近では、これらを含めて「自閉症スペクトラム」と呼ばれています。

 知的に遅れのない(IQ80以上)自閉症のことを「高機能自閉症」と呼び、さらに、高機能で話し言葉にあまり遅れのない自閉症のことを「アスペルガー症候群」とも呼びます。

 「自閉症スペクトラム」の子どもの男女比は、4:1。一万人につき、およそ60人です。
(英国自閉症協会は、最近、一万人に91人という見解を発表しています)

 子どもによって「知的な遅れ」は違うし、「発達のかたより」の状態も異なりますから、自閉症児といっても「十人十色」です。でも、すべての子どもが、定義からくる、同じ方向性の「生活のしにくさ」(障害特性)を持っています。

 そして、その障害特性をもつ「自閉症」だからこそ、とても純粋で、律儀で、ユーモアのある世界を作り出してくれます。

 その世界は、まるで、違う☆からきた異星人の趣があり、私たちは、それを「自閉症の文化」と呼んでいます。   



ハルヤンネ@(有)おめめどう