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kingstoneのコラム

お めめどうの商品は開運グッズではありません   

TEACCH とおめめどう

目 指すブランド

自 閉症の人と「TEACCH」とか「PECS」とか「療育」とか

「お めめどう」の社員研修旅行(自閉症のお子さんをほっぽらかして行く)

コ ミュニケーションメモ帳のすすめ

カッ コイイはいいことだ
(アスペルガー症候群のお子さんにグッズを使ってもらう時に改題)


自 閉症の人と関わるのはむつかしいのか簡単なのか

ミーティングでのできごと

「あきらめないで!ピアノ・レッスン 中嶋恵美子著の紹介とおめめどうの商品を使うなら

風に立つライオン と・・・

「レ イルマン・レイルマン2を売り切りにするわけ」についての感慨

おめめどうの商品を使うにあたっての注意点(視覚支援一般でも同じ)

煎茶(新茶)の味

麦茶 の味

いろいろな人件費(わくわく工房によせて)

映画「海洋天堂」の感想

大分でのセールストーク

映画のビデオを個人で楽しんだなあという思い出

コミュメモ使わなくったって大丈夫・・・なんだけど使った方がいいよ

自閉症の人は嘘をつくか?誘導されるか?

ス ケジュールや選択活動を嫌がる自閉症の人に対して

おはなしミニ
おはなしミニとおはなしメモ


TELCA
TELCA


初めてのTELCA
初めてのTELCA

ストラップをつけたTELCA
ストラップをつけたTELCA

ジーンズにつけたTELCA
ジーンズにつけたTELCA

見通し下敷き
見通し下敷き
自閉症の人と関わるのはむつかしいのか簡単なのか
(2011.05.10)

 Twitterでのやりとりのうち私が書いたものを中心にちょっとまとめたいと思います。

 相手の方の

「あー、(kingstone注・本人の)行動変容を目指さないのがTEACCH、だけれど、支援者(kingstone注・特別支援教育担当教師とか施 設職員とか保護者とか)はものすごい行動変容しないと当事者への支援ができない、それがなんか不思議。」

というのから始まっているのですが。私がまず返したのが

「う〜〜んと、たぶん支えてくれる人が地域に1人いたらずいぶん違うとは思います。」

 でもTEACCHって広まってるはずなのに、そういう人にアクセスできないなあ、みたいな話になって・・・そうなんですよね。例えば私の場合 TEACCHをまじめに(!?)勉強し始めて、2日間セミナーも受け、かなりいろいろやって2年たってもまだ自分で始めた月1の研究会で中山清司さんに、 例えば本に載ってるのをマネしてやってみてうまくいかなかったところを「こんなんやったんですが」と尋ねたら「そこは違う」「そこはどうでもいいところ」 「本に載ってる形をそのままマネしてもだめ」「本人に合わせるの」とかダメ出しされてました。やっぱりなかなかむつかしい・・・

 結局いろいろやって、ほんまお腹の底からわかる、みたいなのには結構時間がかかりました。(単に能力不足?)まあ、そのくらい時間もかけ実践した人が地 域に1人は必要なのかもしれません。で、わかっちゃうとめちゃ簡単なんですが。

 どの程度簡単かと言うと、「初めてやって来た何も知らない社会人・大学生・高校生・中学生のボランティアさんに、自閉症のお子さんを預けて3時間楽しく 無事に過ごせる」程度には簡単。もちろん「たった3時間」のことでしたけど。

 これもまあ「事前に必要なことを伝え(お子さんの特性・準備した物・何を喜ぶといいのか)、スケジュール・地図・遊ぶ部屋・遊ぶ物・見てわかる掲示・ プール・公園・個人ファイル(後のサポートブックにあたる) などを用意し、見守り、後のミーティングでボランティアさんに『何ができたか。どこを喜ぶといいのか』を伝える私がいた」ということは大きいと思います。 私1人で何人分のお子さんの用意をしていたかと言うと・・・

自閉症児 託児活動「れもん」危機一髪

を読むとこの回については25人分ですね。まだ「チーム」を組めてない頃で、1人でやってました。信じられない、という思いとともに「それぐらい簡単(な ことしかしてないし)」と言うことも可能かと思います。

 ちなみにハルヤンネのやっていたTAS(丹波自閉症協会)はこの頃、すでにチームで対処し、高校生・大学生・社会人のボランティアさんをお願いして60 名越えっていうのをやってはりました。しかも私の方は「開始前の事前ミーティング」「終了後のミーティング」をやってましたがTASはそれもなし。どれだ け準備ができているんだ、という話なわけです。

 私が自閉症児託児活動「れもん」を始める時、TEACCHを勉強している仲間からも私の準備している体制に対して「(自閉症児に関わるということはもっ と難しいことだから)あなたは自閉症というものを舐めてる」と諌められました。で、私は「そうかなあ?そうかもしれないな。でもやっちゃえ」でやっちゃた のだけど、結果的には「うまく」いったと思います。もちろんトラブルが無かったわけじゃないですけどね。(このブログのエントリにもそこらへんは書いてい ます。で、あの手この手で解決していった話も)

 で、私は学生さんや保護者は「自分でも視覚支援をする」「支援物を作る」というところに進む、というのもねらってました。保護者は作って下さる方も出て きました。やはりそのお子さん用、ってのができるのが一番いいですから。しかし学生さんは基本的に出入りが多いのでそこまで進まれる方はいらっしゃらな かったですね。

 また、こういうこともありました。特別支援学級に異動してから、やはりその地域・地域で小さな支援のグループができるのがいいだろう、大きな既存のグ ループ(この場合は「れもん」のこと。で、「れもん」は他の方が代表になって回してくれていた)に遠方から参加する、というのは違うだろうと、自分のクラ スの子どもたちのためだけにボランティアグループを立ち上げました。そこにはまず自閉症児託児活動「れもん」でボランティアをしていた学生が一人参加して くれました。しかし一回目をやったところで私はうつに沈み込み「ごめんなさい。続けることができません」とみなさんに告げました。するとその学生さんが 「じゃあ、僕がやります。kingstoneさんは来れる時だけ来てもらったらいいです」と学生の自主活動グループとして再始動してくれました。

 そのことを保護者に伝えるとものすごく喜んで下さいました。私には何もおっしゃらなかったけど、1回目をやったあと「やっぱりできません。やめます」と 言った時、ものすごくショックだったとのことです。そして学生さんが「やる」と言ってくれたのがめちゃめちゃ嬉しかったのだとか。

 で、このグループ3年〜4年は続いたと思います。大学生がインターカレッジ(たくさんの大学の学生が参加する)グループの形で運営してくれてました。1 年ごとに代表も変わっていました。私は体調のいい時に1ボランティアとして参加するだけ。

 まあ、学生さんも「できる」と思えたからこそやってくれたわけですね。

 しかし、こういうことはありました。私が参加する時は「全員分のスケジュール」を作って行ってあげていたけれど、たぶん私が参加しない時には無い。また サポートブックは参加条件でしたけど、開いてみるとコミュニケーションのところに「この子は言葉(音声言語)がわかります。ゆっくり話しかけて下さい」と 書いてあるだけ。そんな子ばかりになっていきました。私が見るとそんなことはない子ばかりでしたが・・・しかしここに参加する保護者はそれまで専門家から 「音声言語はわかりにくよ。視覚支援が必要だよ」というような話は聞いたことが無いだろうから仕方がない面がありました。
 
 まあだからこのボランティアグループも「優しい心」はあるけど「ちょっとした知識や技術」のないグループになって行って、みんな最後の方は苦労したかも しれない。私の方はどんどんネタキリになって行って最後は見届けていません)

 「むつかしい」「簡単」どっちだろう。

 特別支援学校で先生が「自閉症の子は難しい」と言った例。

目の前で お見せしてもなかなかわかって頂けない

 この方、私よりよほど長く特別支援学校に勤務されてたベテランなんですけどね。で、私が異動で出てからも長く特別支援学校におられました。「難しい」ね え・・・(なお、ここに出てくるAさんは他のところで出てくるBさん。で、私は担任ではなく、若目のベテランさんが担任)そんなことで「難しい」って言わ れてもなあ・・・

 先日、「ある地域の ガイドヘルパー制度」を調べた時、社会福祉協議会の窓口を尋ねました。で、自閉症のお子さんへのガイドヘルプの話になった時「なかなかたいへんで すよね。難しいですよね」とおっしゃるので「いえ〜〜。簡単ですよお」と自閉症の3つ組みの話から始まって「見てわかるもの」「見てわかるもので表現する こと」「スケジュール」の話を簡単にしました。1分超えたかな?2分はかけていない。そしたら「やっぱりむつかしいですねえ」だって・・・

 まあ別にその講義をしに行ったわけではないので、それ以上はにこにこしているだけで何も説明しませんでした。妻にその話をしたら「そら『簡単』言われて もわからんわあ」と笑われました。

 「むつかしい」?「簡単」?

 私は意地でも「簡単」と言い続けてやろうと思っていますが(笑)

 で、私が「れもん」のボランティアさんに語ったことでも「何を喜んだらいいのか」そして「ほら。こんなやりとりがあったでしょ。ここ喜ぶとこ」また「子 どもが楽しめた。あなたが楽しめた。お母さんが講義を受ける時間を作り出せた。そこが大事」みたいな、部分。そこをお伝えするのが難しいのかな。やっぱり 簡単なことのように思えるのですが。


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