シェリー部長ロゴ                             Go to English page
  ホー ムネットショップ(PC)ネットショップ(携帯) お めめどうのことブログ メールマガジン

文責 kingstone
3.自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか (2011/11/07)
  1.社会的意味

初めて来られ た方へ 目次

0.読まれるさいのご注意

1.自閉症って?(診断名について)

2.発達 障害って?(診断名について)

3. 自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか1社会的意味

4.自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか2コミュニケーション 


5.自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか 3.相手(周囲の人)が頭の中で考えていることや感情がわかりにくい

6.自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか 4.感覚が自閉症でない人たちと違う

7.科学的証拠とエピソード

あせらないで、ちょっとしたことから始めて下さいね




(予定・おめめどうでよく使う言葉)

(予定・おめめどうで使わない言葉)

音 声言語という言い方について

大人の発達障害の人の割合


 自閉症スペクトラムの人は何に困っているのでしょうか。

 まず自閉症の3つ組みのトップ

1.社会的な場の意味がわかりにくい

の部分ですが、ウィングさんのこの言葉も思い出して下さい。

「自閉症の人は時間や空間を(頭の中で)組織化するのが苦手な人たちなのだ」

 そのために、自閉症スペクトラムの人たちは、その場(時間や空間)の意味がわからずおおいに困っているのです。

 では自閉症スペクトラムの人に、どんな支援が必要なのでしょうか。それを考える時に自閉症スペクトラムの人の強みと弱みを知っておく必要があります。 (これは感覚の違いでもあり、脳の情報処理の違いでもあります)それが「見てわかるものには強い」が「聞いてわかることには弱い」ということです。これは 視覚優位とも言われます。間違わないようにして頂きたいのはこれは「目がよく見える」「耳の聞こえが悪い」という話とは全然違う、ということです。

 そう言うと「いや聴覚優位の自閉症の人もいる」と反論される方もおられます。そうなのかもしれません。しかし、私の会ってきた自閉症の方の数はそう多く はありませんが、聴覚優位の方を見たことはありません。もちろん音声言語を理解する方はおられますし、ほとんど音声言語のやりとりですむ方もおられます。また「目の悪い」人もいるでしょう。 しかし、肝心なこと、こみいったこと、を伝えるためには絵・写真・図・文(メモ)などの「見てわかるもの」が必要でした。聴覚優位というのは「見てわかるものより音 声言語の方がわかりやすい人」ということでしょうか?そういう方とお出会いしたことはありません。(注・不適切な見せ方のため見てくれなくなる、わかってくれなくなる、ということはよくあります)

 おめめどうは自閉症スペクトラムの人に「見てわかるようにする」を提供しています。

 例えば「時間を見てわかるようにするもの」

巻物カレンダー

 これは巻物カレンダーの使用例です。将来の予定、月単位で、また学期単位で、また人によっては来年のことを知りたい方もおられま す。そういう時に見通しをつけるのにたいへん役に立ちます。これは親御さんが設定して使っておられますが、下のように、自分で書き込んで予定を立てる方も おられます。

自分で書く

 その他の使用例は「巻物カレンダーのある暮らし」にいくつか紹介しています。

 また「今日のこれからの予定や、一日のスケジュールを見てわかるように伝えるもの」

プールの休憩を伝える

 これは学校のプールの授業での「休憩」を伝えた見通しメモです。ペラペラの紙です。
 これは嘘みたいな話ですが、集団用スケジュールでなく(もちろんそれも必要)こういった個別スケジュールは自閉症の人の混乱を減らしていく基本のキです。
 良かったらこちらの動画(音声)もご覧に(お聞きに)なって下さい。
syun LIVE in SASAYAMA Vol.1

 なお、個別スケジュールのために、ペラペラの紙でなく、しっかりしたすぐにシワになったりしないものが欲しいというご要望にお答えして見通しカードというものも販売しています。下の例は兵庫県で行われている四泊五日の「自然学校」という野外活動で使われたもの。

見通しカード

 ストラップをつけて首から下げ、常に自分で確認することもできます。

 またホワイトボードなどに紙のカードや写真をパウチラミネーターで加工したものをくっつけ、スケジュールを伝えることもよくあります。それを「いつも一 定の形で出てくる」「折り曲がらず持ちやすい」「かっこいい」などを追求してできたのがMITECA、MITEKCバー、MITECAチップです。

MITECA

 これはホワイトボードに上にMITECAバー、下にMITECAチップで、プールのスケジュールを伝えています。これは「ここ変 えたいなあ」と本人さんが思った時に、別のMITECAバーと入れ替えたりするのも簡単です。(字が書けなくてもできる)なお絵や字は購入後ご自宅で貼り つけたもの。

 これらは「スケジュールのある暮らし」でいくつか紹介しています。

 ここまで見られてわかるように、おめめどうでは「見てわかるようにする枠組み」となる物を提供し、そこにそれぞれのご家庭や学校などの暮らし・生活に合わせた絵や写真や文字を入れて利用して頂くようになっています。

 時刻をわかりやすくするためには時計メモもご用意しています。

手術の終わる時刻
あるお子さんの手術の時に

 アナログ式・デジタル式両方で示せるようになっています。

 また「あとどれだけ」を伝えるためには、タイムタイマーもご用意しています。

タイムタイマー

 これは具体的に残り時間を伝えるための物です。(ただし、使い始める時に「あとこれだけで楽しい時間が終わる」「あとこれだけで嫌いなことが始まる」とかに使用すると失敗します)

 また、これは「時間を目で見えるようにする」ということでもあり、「ものごとはこういうふうに進む」を伝えることでもあるのですが、四コマメモというものもあります。

熱の下がる見通し
2010年A家での直接支援の記録

 おめめどうではこのように、様々な形で「時間をわかりやすくする」グッズを提供しています。写真でも「周囲の人から自閉症スペクトラムの人に伝えている」例が多いですが、最終的には「本人が自分で使える」を目指しています。

 また空間(場所など)を「見てわかるようにする」ためには、そのご家庭・その教室などにある机・カーテン・カーペット・棚などそこにある物の利用から考 えます。もちろん「こうしたらいいな」と考えてホームセンターなどで様々な物を購入するのもいいでしょう。(御購入のさいはご本人と行って選んでもらって 購入して下さい)そういうさいの考え方は「おめめどうの物理的構造化のポイント」としてまとめておりますのでebook(ダウンロードできます)、e☆テキスト(印刷した紙版)としてご購入頂けます。

※「構造化」というのはTEACCHが広めた言葉で、だいたいの意味は「見てわかるようにする」です。

また、社会的な場の意味ということで言えば「その場のルール・作法」などというものも自閉症や発達障害の人にわかりにくいものです。いろいろな所には「そ れをやっちゃいけない」というルールがあり、自閉症でない多くの人は何となくそれがわかったりします。また「それをやっちゃいけないよ」と音声言語で言わ れればその通りできることも多いです。しかし自閉症や発達障害の人にはわかりにくいのです。

 その解決のために◯×メモというものをご用意しています。

自分の部屋でさわっていい
「ぼくのへやでちんちんさわってもいいです」

 これは実際に使われたものでなく、私だったらこう使うかな、と考えて書いてみたもの。こういう時大事なことはかならず「こうした らいいよ」という◯を一緒に伝えることです。なぜなら「〜〜していけない」とだけ伝えられても「☆☆したらいい」がわからなかったらできませんから。ひと つ例を上げると「おっぱいを想像しないで下さい」さて、あなたはできましたか?

 また「見てわかるようにする」を学び始めた人によくあるのが、本人さんに触ってもらったら困るなあ、と思うものにやたら「×カード」をつけまくること。これって「ダメ!ダメ!ダメ!」と言われ続けて暮らしているようなものです。そんな暮らしをしたいですか?

 かならず「◯」「していいこと」を考えましょう。

※◯×メモは、上記のルールを伝えるだけでなく、テレビ番組が「有る・無い」などにもいろいろと工夫されて利用されています。

 また、「何かをする」「なにかがそうである」にはいろいろな理由があります。その理由がわかれば納得して下さることもよくあります。そういう時に使うのがどうしてメモ(氷山モデル・別名おにぎりメモ)です。

パソコンを直す

 これはお子さんのパソコンがフリーズしてしまい、お父さんが修理していたのですが、お子さんは「自分のパソコンをお父さんが触っている」ということに苛々し始めたので説明した時のもの。

 このようにおめめどうでは自閉症スペクトラムの人の3つ組みのうちで

1.社会的な場の意味がわかりにくい

や、ウィングさんの言う

「自閉症の人は時間や空間を(頭の中で)組織化するのが苦手な人たちなのだ」


ということに対して、様々な「見てわかるようにする」「伝える」ための支援グッズを提供しています。そして実はこれらは3つ組みの

2.コミュニケーションがとりにくい。

のコミュニケーションのうち、「周囲から本人に伝える」の支援でもあります。そして「周囲から本人に伝える」がなければ、本人さんが「わかって行動」でき たり「判断」したり「選択」したりできるわけがありません。当然コミュケーションのうち「本人から表現する」も適切にできるわけはありません。それがどれだけ「いごこちが悪い」ことかおわかりになるでしょう。

 おめめどうは、本人も周囲の人も居心地よく暮らせる考え方や、コミュニケーション支援・その他の支援のための商品を提供して行きます。

※ご参考「おめめど うグッズは、どこに活かせるか」箇条書きで書いています。詳しい説明はありません。




次「4.自閉症や発達障害の人にどんな支援が必要なのか 2.コミュニケーション」へ


初 めて来られた方へ 目次
おめめどうTOPへ

お問い合わせ先   講演会・研修会のご依頼