
|
|
発表者の方は、たぶんこの時点で4年ほどおめめどうグッズで使ってお
られます。つまりいきなり「ここまで使えた」わけではない、という点はご注意下さい。その中で良かったと思うものをランキング形式で発表して下さっていま
す。 第3位 巻物カレンダー ![]() 4 これは学校行事用。 なお、このご家庭では7曜式と併用されているとか。 5 冬休み用。長期の休みには特に力を発揮するとか。 6 夏休み用。発表者さんもこれを作ってみて改めて「夏休みは長い」ということに気づかれたとか。 7 母が入院した時のカレンダー。 上はご本人用。 下はおばあさん用。 緊急時でも家族の動きを知ることができて安心も大きくなりますね。 第2位 みとおしメモ よくはわからないのですが、発表者の方のメモ帳類を使うモチベーションは「レ イルマン2 自閉症文化の愉しみ方」に出てきたハルヤンネがお子さんと2003年3月末の福島県にMAXやまびこに乗り「連結」を見に行った時の 「フランス料理フルコース」の食事をした記録だったようです。 9 コースのメニュー。みとおしメモで。 こういうのはスケジュールという言い方をしてもいいし、おめめどうでは「子スケ」とか「孫スケ」とか呼んでいます。TEACCHだと「ワークシステム (移動を伴わないので)」の一種になるかもしれません。まあ手順書です。 ![]() 10 野菜のスープすっぽん風味 ![]() 11 子羊のカレーソース煮込み ![]() 12 チーズのベリーソースがけ この青年は偏食がきつかったそうです。(つまりこんなものが食べられるようになるとは・・・という感じかな) 13 学校行事はお知らせのプリントから親御さんがみとおしメモに転記。 14 違う筆跡の字があります。親御さんが家でわかる部分は書き、あとは先生が書いて下さっています。もちろん先生にとっても「型(フォーム・書式)」がある と書きやすいですね。 しかし・・・ファイルしてインデックス(分類用の耳)をつけて記録をきちんと分類して保存してはります。すごい・・・ 15 大学芋づくりのために、買い物の「みとおしメモ」と画像、そして調理のための「みとおしメモ」 途中で何か変更されているようです。変更が伝わるのも普段からやっておればこそですね。 第1位の前に(??)おはなしメモたち 17 おばあさんとのやりとり。「コミュメモボード おはなしツイン」に水性ペンで。この「型(フォーム・書式)」があるからこそ、おばあさんも意識せずとも やりとりできるわけです。直感的にわかりますから。 18 「おはなしメモ」で。学校のスキー教室でいつもと違う服装(スキー服、スキーズボンなど)になることを伝えています。 19 「おはなしツイン」で尋ね、答えるほうは絵カードを並べ、その中から選んで◯をつけてくれています。「誰から」「何を」伝えたいかがよくわかるわけです ね。これも「えらぶメモ」も使われてきた結果こういうやりとりができるようになった、ということもあるかと思います。 20 こちらは「おはなしツイン」で尋ねてご本人が自分で書いて答えてくれています。これは「こたえるメモ」 のような使い方ですね。しかし、「だれから尋ねられて」「だれに答える」がわかりやすいと思います。(「こたえるメモ」はシンプルですが根強い人気があり ます。私(kingstone)など、「えらぶメモ」「おはなしツイン」が出たのでもう必要ないのでは、と思っていましたが、やはり「こたえるメモ」がい い方もおられるようです。下に答えるメモの画像も入れておきます) ![]() こたえるメモ 単に「尋ねる文や絵・図」を上に書き、下に「回答の文や絵」を書いてもらうだけの超シンプルなものです。「たったこれだけ」のものです。 21 ある場所へ行くことを伝えたら、誰か友達の名前が返って来ました。そういう「予想外」の答えが出てくる場合もあり、それが楽しくもあります。 22 どう答えてくれるか楽しみになったそうです。この場合お母さんは単に「自分が行く」と伝えただけで、それに対して「(私も)行く」と答えてはるわけです ね。 23 ご本人への伝言。「爪切りしてね」 画像からはよくわかりませんが、「コミュメモボード おはなしツイン」を使って、磁石のついたおはじき(?それともこれは紙の「おはなしツイン」で押し ピンで留めてあるのかな)みたいな物に「お母さん」「お父さん」「ご本人の名前」とあって、「誰から誰へ伝える」というのがわかるようになっています。 (あ、「押しピン」は関西弁で標準語では「画鋲」と言うらしい) 24 ご本人さんから「クリスマス(ツリーでしょうね)かたづける」と伝えてこられて親御さんが「午前?/午後?」と尋ね返したのに対し◯をつけてまた答えて はります。 「やりとり(コミュニケーション)」ですね。 25 私にはよくわかりませんが「言葉遊び」だそうです。ダジャレの好きな方は多いですが、これはダジャレなのかな? そしていよいよ「これはいい」の 第1位は!! 27 「えらぶメモ」です。 カフェにて 「のみものは何にする?」 「コーラ ジンジャエール コーヒー ココア」 「ケーキは何をたべる」 「こうちゃのシフォンケーキ チーズケーキ」 喫茶店でもレストランでもいろいろ使えますね。 28 「えらぶメモ」で 「アイスクリームは?」 「◎ ◯ △ ×」 「こたえるメモ」で 「アイスクリームのあじは?」 「いちご バニラ」(これはご本人が自分で書かれてますね) しかし・・・ご本人が「◎」にまるをつけておられますが、これが「×」にまるの時は注文しない、というのはよくわかります。しかし「◯」だったり「△」 だったりする時はどうするんだろう?「その程度では買わないよ」なのかな?まあまたご本人に尋ねりゃいいだけですけど。 29_1 運動会の練習の時、作った「えらぶメモ」 パウチラミネートをして先生に持って頂いていました。 先生もすぐに使えますね。 「運動会の練習は?」 「まだ、する もう、やめる。◯年◯組にもどる」 29_2 これもパウチラミネートとして先生に持っていて頂いたもの。 「運動会の 練習は?」 「へいきです つかれましたきゅうけいします」 30 修学旅行の時。 ご本人に眠る時刻にか寝る前のテレビ視聴にか、何かこだわりがあるそうです。 そのための「えらぶメモ」と「おはなしメモ」を使ってのやりとりですが、えらぶほうの時刻はご本人さんが書かれた字みたいだな。 31 ご本人のためのパソコンを購入するのに「ノート型」にするか「タワー型」にするか、お父さんから尋ねておられます。チラシを切り抜いておられますね。 「本人に尋ねる」大事なことですね。 32_1 「ラジオを聞く?」 「きく きかない」 これはヘルパーさんがご本人に尋ねたもの。 ヘルパーさんにとってもこういうメモがあって、ご本人に尋ねることができるのは、すごく助かります。周囲の人から「任せたで」って言われても困ってしま いますから。 32_2 これもヘルパーさんから。 「スクールバスは好きですか?」 「すき ふつう きらい」 ちょっとどきどきする質問です。この時「きらい」と答えはったら次にどうするんだろう・・・まあいくらでもあれこれ考えられますが。 イマドキの青年だと「べつに」とかいう選択肢もあっていいのかな。あと「わからない」とか。 すごいですね。本当に「やりとり(コミュニケーション)」しておられる。 しかも「お母さん」「お父さん」「おばあさん」「先生」「ヘルパーさん」と幾人もの人ともコミュニケーションが成立しています。これは「メモ」「スケ ジュール」「カレンダー」など「見て」「わかって」「やりとりできる」ものがあってこそですね。 まあ思春期→青年期と進むにつれてだんだんと「もう親には聞かれたくないわ」というような心境になっていかれることも考えられるので、こういうやりとり は幼児期・学童期なんかに思いっきり楽しんでおくことが親御さんのためには大事かもしれません。 また親以外で関わる人は、「きちんと尋ねる」ことが大事なのでしょうね。 |
| お問い合わせ先 講 演会・研修会のご依頼 |