水道パニック1


これは、2002年の6月のお話。ダダ、小学校4年生の時です。

地震や台風…この国は、自然災害の多い国です。また、不慮の出来事で、日常を送れない時もあります。

そんなとき、一番影響するのが「弱者」と呼ばれる人。
自閉症のお子さんも、そうなのです。

ある時、水道が使えなくなった!!!私とダダ、そして周囲の様子です。

【1】



 今日は、朝一で参観日。ダダはひまわりで手芸を見せてもらい、MUUくんは、教頭先生の理科の授業。穏やかな時間。

 その足で、西脇の親の会へ、コメンテーターを頼まれていたので、出かけて、しゃべくって、帰ってきた。ダブルブッキングだったわけ。忙しわ。
 
 その上、ダダ祖母さんの髪染めを頼まれたので(トリプルブッキング)、昼ご飯を食べずに帰宅すると(お好みでも食べてくれば良かった!!!)、なんと、篠山市が「水道パニック」に陥っていた。

 工業団地から、篠山川に劇薬が流出。中和剤を流したので、クレゾールの匂いのする水になっているので、水道、農業用水とも、使用不可とのこと。

 NHKのニュースでは、異臭騒ぎとして放送されていた。

 途方に暮れていたダダ祖母さんに買い置きの安曇野山水で、一玉残っていたうどんを作って食べてもらい、とりあえず、安全確認ができるまでの、水を使わないで食べられるものをと買い物に行くと、スーパーでは、すでに「水」はお一人様一つになっていた。

 やれやれ…。

 ウーロン茶とかを買っていると、ダダの小学校から電話がある。
 どうも、ご機嫌が悪いらしい。

 行ってみると隅っこに座って泣いているダダの姿。
「ソーラーカー」…あっそうだ!ソーラーカーが欲しいといっていたなあ。

 聞いてみると、理科の時間、ソーラーカーで遊んでも、何ともなかったのに、給食くらいから、急にくずれていったとのこと。

 参った。手だてを忘れていた。
 
 「帰らない。11時に歩いて帰る」てこでも動かないダダをとりあえず、先生に任せて、買ってきた水とか冷凍食品とかを家に運んだ。

 明日同窓会があるダダ祖母さんも、せっかく髪染め、顔そりと予定していたことができなくなり、ちょっと低気圧。半パニック…これは、言葉で慰める。

 連絡帳を見ると、水道のことで、給食ができないので、菓子パンとミルクになり、水を飲むな、手を洗うな、持ってきた水筒も飲むな…で、もう、メチャメチャたいへんやったと書いてあった。
 明日も、給食がなく、午前中授業。

 これあかんわ…。ダダにストレスかかってしもてる。

 再び学校へ行くも、ダダは動かず、しばらくして障担が学校終了の時間を告げて、送ってくれることになった。

 家に戻って、待っていると、ダダが帰ってきたが、障担に挨拶しているウチに、「ドッカーン!」…台所のテレビを倒してしまった。
 これは、最大級のパニック!

 自分から、謝罪文を書くけど、一番最初に言った言葉が、「手を洗っていい?」…たぶん、手を洗うことを、学校で止められていたからだと思う。

 テレビを倒してからも、かんしゃくは収まらず、長いこと荒れていたが、ようやく「ソーラーカーは、残念!」と話し始めた。

 で、その代わり、「プラレールの線路」を提示すると、それで、なんとか、妥協してくれて、二人で買いに行って、苛立ちは終了。

 いけない方法と思いつつ(普段ならけしてとらないけど)、あっちもこっちも、パニックで、致し方なかった…。

 「今日は、水はでるけど、薬が入っているので水道が使えません。」

 この説明は、難しい。こういうのに、ダダはメチャ弱いです。当たり前か…。

 ただ今も、水道水は使用不可。村の有線で、何回も警告している。
 給水車が、味間小学校に来ているとのこと。
 救急車の音も、数回なった。

 相変わらず、ごっつ臭いです。

 風評(うわさ話…何が真実なんだ!!!)も、ものすごい嵐のようだ!!!
 早く安全宣言が出て欲しい。

 やれやれ…と思っていると、syunさん@月光仮面が水を大量に届けに来てくれた。

 ほんま、おおきに…。謝謝!二、三日これで、やりくりします。

 風呂も入れへんし、ダダと一緒にパニクリそうやったけど、まあ、緊急事態も、気長にやります。

 続く…




ハルヤンネ@(有)おめめどう

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