巻物カレンダー紹介記事・丹波新聞
 自閉症・発達障害を持つ人やその保護者を支援する篠山市住吉台の「おめめどう 自閉症サポート企画」(奥平綾子代表)が、日にちの移り変わりがよく分かり、障害を持つ人をはじめ、幼児や高齢者にも使いやすいユニバーサルデザインの「巻物カレンダー」を販売している。今年二月初めに製作したところ、大好評で初版三千部が完売。新たに来年度用を製作し、販売を始めている。(古西広祐)

時間の流れ分かりやすく
 障害者や高齢者に好評

 巻物カレンダーは、一ヶ月の日付を左から右に横一列に表示したもの。
・大(縦24.2a×横1.03b・3500円)・中(同20センチ×84センチ・3000円)・小(同12・5a×51・5a・2500円)
の3サイズで、曜日入り12ヶ月分をそれぞれ300部製作した。
 曜日基準で7日ごとに段が変わる「7コマ式」のカレンダーと比べ、「昨日ー今日ー明日」という時間の流れが理解しやすい。また、過去の日付の部分を隠すことが容易なため、幼児や認知症の高齢者が日付を混同することも避けられるという。
 奥平代表の友人で自閉症の子どもを持つ母親が、7コマ式から自作の巻物式に変えたところ、子どもがカレンダーを理解できたことが、製作のきっかけ。奥平代表が講演などで紹介したところ、「カレンダーがわかるようになった」と反響があったため、巻物式を広めようと、おめめどうで今年から製作を始めた。
 二月に発売したものは曜日の記載なしで一か月分だけだったが、ネットや口コミで評判が広まり、十月には初版が完売した。来年用は12ヶ月分をセットにしているほか、製作部数が少ないため、やや割高感がある値段となった。奥平代表は、「使ってくれる人が増えれば、安価の提供も可能になる。一般の人にも便利なので多くの人に使ってほしい」と話している。

 

巻物カレンダー紹介記事・朝日新聞
みやすいでしょ 巻物カレンダー   篠山の会社が販売

篠山市住吉台の「おめめどうー自閉症サポート企画」(奥平綾子社長)が自閉症や発達障害、知的障害の人のために「巻物カレンダー」(06年度版)=写真=を製作し、販売している。
 同企画は昨年5月に設立され、支援サービスや書籍・グッズの販売、講演会活動などに 取り組んできた。今年2月曜日のないカレンダーを製作したところ、全国の障害者たちに好評で、サイズも大・中・小に分けて販売した。
 今回は、曜日つきで販売する。価格は大(縦約24a、横約1b)が3500円、中(縦約20a、横約84a)が3000円、小(縦約12・5a、横約51・5a)が2500円。各300部限定。
 自閉症の子どもを持つ奥平社長は「巻物だと日にちの移り変わりがよくわかるし、たとえ文字が読めなくてもカレンダーに絵を貼れば理解できる」と話す。
 問い合わせは同社(079−594−4667=ファクス兼用)へ

巻物カレンダー紹介記事・毎日新聞
過去、現在、未来が一目で
  発達障害の人、幼児らに好評

 篠山市住吉台の有限会社「おめめどう自閉症サポート企画」(奥平綾子社長)が来年のカレンダーを作製した。普通のカレンダーとは違って、巻物式で1日ごとに左から右へ1ヶ月間を表示したユニバーサルデザインのカレンダー。今年2月、試みに作製したところ自閉症、発達障害のある人や幼児、お年寄りらから好評だったことから再び作製した。【山内英明】

 奥平さんの二男(13)=中学1年= は自閉症。奥平さんは同じ症状の二男の友人が小さいころ1ヶ月を5週に区切った普通のカレンダーを理解できないのに母が悩んでいたのを思い出した。その母は1週間ごとの7コマ式のをやめ、1ヶ月間、続いた横長式にして毎日が連続していることを分かってもらえたという。
 巻物カレンダーはその発想から作製。一日一日を今日は何日かを示す目印を付ける欄、日付の欄、曜日の欄、メモ欄に仕切った。場所を考慮してその日を中心に数日間だけ見せて、他は巻けるようにした。この結果、過去、現在、未来と日にの移り変わりが一目で分かるようになった。
 奥平さんは各施設でも利用してもらっているが、「保育所の終了式までのカウントダウンに役立った」「認知症の家族が施設へ行くのに一目で分かる」「自閉症の子がテレビ番組や行事などを書き入れている」などと反響があるという。